偏頭痛の為の11のダンス療法
アクサク・マブール「偏頭痛の為の11のダンス療法」を買って聴いた。
アクサク・マブールはベルギーのバンドで、このアルバムは77年発表の1st(だそう)
まず、ジャケットがひどい。
じぶんで描いたイラストらしいのだが、いくらなんでもこれは下手くそすぎないか?
裏面のアートワークも相当意味不明で困る。
曲名などのクレジットのとなりに、何故か巨大な洗面器の中に伯爵風のヒゲの男が、下半身だけ露出した半脱ぎの状態で突っ立っており、執事風の男がそいつの愚息にホースで水をかけて洗っている、というイラストというか、どこかから拝借してきた図版なのかな?これは。
全然意味がわからない。
以下、曲の感想。
■M-1
なんかファミコンみたいなしょぼい音。イントロ風の小品。すぐ終わる。
■M-2
単調なループ曲。ファミコンっぽい。
■M-3
また変なループ。ファミコンっぽくはないがすぐ終わる。
■M-4
サティを彷彿とさせるピアノの旋律が印象的な、けっこう良い曲。アコギの音もいい感じ。1:40を過ぎた当たりで登場するサックスの枯れた感じの音色がかっこいい。
■M-5
わりと適当っぽい曲。
■M-6
普通の歌ものかと思って聴いてたら、突然「トゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥ」と呪文みたいなのが始まるから注意。
■M-7
いろんな楽器が入れ代わり立ち代わり賑やかに登場。エフェクトばりばりの歪みまくったギターがやばい。
■M-8
暗い…。
■M-9
ピアノと木管?ポコポコいう音がかわいらしいかも。
■M-10
どっかのガキが歌ってるだけのトラック。テープレコーダーで録音した音そのままみたいな。かなり退屈。
■M-11
ここから3曲は組曲。牧歌的なメロのイントロ。
■M-12
いきなりエキゾチック。中近東な感じ。淫靡な響きのギターがたまらない。チープな電子音との絡み合いが最高だ!
■M-13
12からのエキゾチックなムードそのままに13に突入。ファミコンっぽい音と生楽器が渾然一体となって、何だかよくわからないが素敵な世界が出現!
■M-14
外国の街を歩いていたら、知らず知らずのうちに怪しい路地裏に迷い込んでしまってた的な曲。
■M-15
路地裏を歩いてたらこわそうな外人に追いかけられて全速力で逃げてる的な曲。
■M-16
こわそうな外人をふりきってほっと一息。目の前は素晴らしい景色。的なアンビエントミュージック。
■M-17
船に乗って大海原を漂う的な曲。マジ癒される。
■M18~20
ボーナストラック。ライヴ音源らしいが、何人で、どんな感じで演奏しているのか全然イメージできない…。獣?鳥?の叫び声が聞こえる。どこなんだよそこは!って思う。