別府散策

昨日は別府に宮川園さんの個展を見に行ってきました。
と言っても、べつに知り合いでもなんでないんですけど。
以前2度ほどブックカフェに行ったことがあるくらい(宮川さんはブックカフェの店長さん)だったんですが、顔を覚えてくれていたのにはビックリしました。こんな印象の薄い客を・・・。

『別府龍宮』と題されたその(園?)個展は、別府のディープな路地裏の、現在は使われていない温泉と公民館を展示場所としたインスタレーション
一階の温泉には、宮川さんが研究しているという遊郭で働く女性をイメージしたかのような美人画が壁面に飾ってありました。
鮮やかな朱色の着物を纏った女性が四つんばいの姿勢で、片脚だけを上に反らしている。
乱れた髪や着物も相まって、妖艶というか、なかなかエロ可愛くて素敵な感じ。

もう一つの展示場である公民館は、かなり急な階段を昇っていった屋上にありました。
その屋上に設けられた公民館から見える景色は、本当に今は2000年代か? と混乱をきたしてしまうほど異次元。
これを見た後にゆめタウンとか行くと、まさに浦島太郎気分に…。

個展の後は適当にマチをぶらぶらして、お腹が減ったので駅前の喫茶店に入る。
が、コーヒーかココアしかないと言われ(そもそもメニュー表みたいなものがない)、仕方なくコーヒーを頼んだはいいものの、値段がわからないのでぼったくられるんじゃないかと気が気ではなく。
まぁ結果は普通。値段も味も。
でもなかなかいい喫茶店だったかな。空いてるし。

別府は喫茶店が多いのがよい。
ブックカフェ近くの「テル」もよかった。
コーヒー飲んだ後にお茶を出してくれる。緑茶を。
「すいませんねぇ、お茶も出しませんで」って。
帰るときも、「雨の中わざわざわるいねぇ」って。